学生時代の中山様について教えてください。
大学1年〜2年生に於いては正直なところ、勉強よりも友人と遊ぶほうが楽しかったですね(笑)。特に考えることもなく、毎日何気なく過ごしていました。
でも3年生の時に先輩から「お前は変わらないとダメだ!」と言われて、あるゼミを勧められたんです。そのゼミでは組織論やリーダーシップ論などについて学びました。
自分でも「やってやろう!」という気にもなり、それからはゼミ長も務め、ゼミや学祭のイベントも先頭に立ってみんなのまとめ役をしていました。
それが転機ともなって、ゼミでの活動に熱心に取り組むようにもなり、以前の自分とがらりと変わりました。
ゼミ長とはすごいですね!そこから学んだことはありますか?
やはり、大勢の人達の先頭に立つわけですから大変なこともありましたね。
イベントの際には準備、運営、撤去まで全ての場面で指揮をとらなくてなりませんし。
みんなをまとめ上げるということは容易ではなく、周りの協力もあってこそ上手くいくものですからね。
実際、私は代表者という形で積極的に動いていましたがその後ろにはそれを支えてくれる友人が大勢いました。
そんな中で「人を動かす」ということについて、色々と考えながら行動していました。それは今の私の仕事にも生きていると思います。
飲食業界に進まれたきっかけはどういった部分になりますか?
周りが就職を意識しだす中、私は「自分が仕事をするというイメージ」がなかなか湧かなかったんです。
時代が違うということもありますが、就職活動をスタートさせたのも4年生のGW明けからと遅かったですね(笑)。
最初から飲食業界だけに絞っていたので業界などの迷いは一切ありませんでした。
というのも、「飲食業界」はすごく身近なところでもありましたし、自分がそこで働くイメージをした時に全く違和感がなかったんです。
何となく学生時代の経験も生かせるような気もしていましたから。
たくさんある企業の中で御社を選んだ要因は?
そうですね。おっしゃる通り、業界内にはたくさんの企業が存在しています。就職活動中には外資系、国内の大手チェーン説明会や面接にも行きました。
当時、サッポロライオンという会社は創業が明治32年という長い歴史を持ちながらもアイリッシュパブなどの新しい業態の店舗にも展開を始めていて、すごく自由度の高い企業だと感じたんです。
独自の裁量で色々なことに挑戦させてくれるような社風も他とは違いましたね。私はそういったところに魅力を感じて入社することに決めました。

[ブラッスリー銀座ライオン青山一丁目店]
入社されてからこれまでの間で1番印象に残っていることといえば?
今年で入社から10年目になりますので色々なことはありましたが、1番といえば相鉄店勤務の頃(2006年)に行った50周年記念イベントでしょうか。
1年前から年間を通してのプランを練っていたんです。ちょうどその頃景気もあまり良くなくて、業界自体も低迷している時期でもありました。
ですが、フェアや自店での企画していたイベント(昔のメニューの復刻、歴史パネルの展示など)を実行したおかげで集客、売り上げもUPをし、会社から最優秀店舗賞をいただくことができました。
全てのフェアが終了した時には物言えぬほどの達成感でいっぱいでしたね。
青山一丁目店の支配人になられたばかりとのことですが今後の目標は?
私がスタッフに言っていることで「店は舞台」という言葉があります。特に歴史ある店舗になればなるほど、お客様の色々な思い出や思い入れも強いものになります。
そこにいらしたお客様のイメージを崩すことなく、満足をしていただけるように働く私たち側が演出することが大切なんです。
私は支配人になってからも、自分の背中を見て他の社員が育ってくれるように積極的に店内で動いています。
これまで部下として仕事をしてきた自分の経験を生かして、一スタッフの気持ちを分かってあげられる支配人として業務に携わっていきたいですね。
[秋のコースメニューの一例。豪華です!]
サッポログループ主要4事業会社体制に再編しての社内の変化は?
当社は4年前にサッポログループの傘下となり、そこで現場経験を経たプロパー社長が初めて就任したんです。
その際、店舗側も含め大きな組織改革が行われました。
その理由としては「時代や新しいターゲットにの合わせた新業態の出店も大事ではあるが、既存店(出店から1年以上の店舗)の見直しこそすべき」という代表の声があったからです。
そこで大々的に掲げたのが「ビヤホールの復活」というものでした。
お客様がビヤホールに求めているものが何かをみつめ直すことで、働く社員たちの目指すべき方向も定められ、モチベーションがぐっと上がりました。
それが良い機会となり会社全体の売上げUPの結果をもたらすこととなりました。
では、企業全体でお考えになられる今後の展開については?
そうですね。当社は会社のTOPと現場に人間の距離感が非常に近く、意見が通りやすい環境にもあります。
社内コンテストなども行われ、そこで認められたプロジェクトが新規事業として現在稼動し始めてもいますし、やる気のある方にはとてもやりがいのある企業体制だとも思います。
お客様や従業員にも「夢」を与えられるような企業でありたいう方針が反映されているのではないでしょうか。
自身の目標としてはオープン店にも携わってみたいですし、これまでとは違う、ビヤホール以外の業態の店舗などでも仕事をしてみたいですね。
最後に学生へのメッセージをお願いします!
私は大学卒業後、社会にでてから生かせたものは勉強で身についた知識よりも、自分が熱中したものから得た行動力、感じた達成感の方が多かった気がします。
とにかく時間を無駄に過ごさないこと!元気に精一杯生きる!というのを常に考えて行動してみてください。
また、仕事を始めてしまうと時間をとることがなかなかできなくなり、プライベートを充実させるというのも難しいかもしれません。
でも熱中できる趣味を持っているだけで「つまらない仕事人間」ではなく、人生が2倍楽しめますよ!
ちなみに私の趣味はサーフィンですが、皆さんも何かしらの熱中できるものを探してみてください。
インタビュー後記
 |
中央大学2年 商学部 石原ゆりか
とても緊張していた私に、「そんなに緊張しなくていいから!リラックスして!」と声をかけてくださった中山さん。とても気さくな方で、笑いが絶えないインタビューでした。
入社直後からずっとお店に出て働いていらっしゃって、仕事が楽しいとおっしゃる中山さんにとって、サービス業は正に天職といった印象を受けました。
中山さんが上司だったらどんなに楽しい職場だろう…と考えてしまった程です。
サッポロライオンという伝統があり歴史が長い企業ゆえの苦労や、お客さまに対する思いなどもお話し頂いてとても勉強になりました。
本当にありがとうございました。お話ししたとおり、20歳の誕生日にはサッポロライオンのビヤホールでの乾杯で決まりですね(笑)!
|
明治32年、東京・銀座に国内で初めてビヤホールを開店させたことが創業の幕開けである。
飲食を通して「Joy of Living(生きている喜び)」を提供することを使命とし、明日への活力を育むようなお店でありつづけることを企業理念として掲げています。
守るべき歴史は継承をしながらも、そこだけに偏るのではなく創意工夫を重ね、従業員それぞれの夢が叶えられるような常に新鮮で明るく前進しつづける企業。
株式会社サッポロライオン
http://www.ginzalion.jp/