リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

本郷 一朗さん

所属企業
株式会社リアルテック
所属部署
事業管理部
役職
取締役 事業管理部長
出身大学
(大学・学部名は非公開)管理工学科


本郷さんのとある一日

07:30 出社
08:00 メールチェック
就職サイトの学生エントリーチェック
09:00 本社来社予定の学生情報チェック
10:00 学生との面接
又は選考試験
12:00 昼食
13:00 社内業務・打ち合わせ
(採用関係以外)
15:00 会社セミナー(説明会)実施
17:00 本日来社学生の書類整理および評価
その他社内業務
19:00 退社

株式会社リアルテックは、1998年4月、まさにe革命が始まろうとする時代に船出したばかりの若い会社です。
制御・情報・通信系などのシステム(ソフトウェア)開発を通じて、リアルタイム技術、オブジェクト指向技術、インターネットやネットワーク構築技術といった、今まさに求められる技術とノウハウを蓄積し、大手システムメーカーをはじめとした多くのお客様に対して、最適システムの企画・提案から開発・保守までに至る一貫したサービスを提供しています。

株式会社リアルテック

http://www.realtec.co.jp/

本郷さんの学生時代から現職までの経緯を教えてください

幸か不幸か、親父(オヤジ)が零細企業を経営していた関係で高校当時から否が応でもその後を継ぐことを前提とした進路選択を考えざるを得なかった。
たとえば大学については「親父の会社のような零細企業は人材マネジメントが最も重要」と考え、「管理工学」(人事管理)を専攻しました。  

そして卒業後は、すぐに親父の会社に入社したら甘えが出ると自分なりに考えていたので、何年間かは修行の意味で他人の飯を食う覚悟で一般就職を考えた。で親父に就職について相談した時の言葉は、非常に鮮明だった。

「小さな企業のことは、戻ってくればいつでも勉強できる。
だからお前は卒業したら大企業が何をやっているか見て来い!
そこで勉強したことが後で戻って来たときに必ず役に立つ」と。

そんな親父の助言で、私は大手電機メーカーに入社することに。

入社後も自分のやるべき目標が明確にあったから、いろいろと学びましたね。
そのことが評価されてか、入社5年目に「新たなグループ会社設立」のボードメンバーに抜擢され、以降20年以上「人事のスペシャリスト」として経験を積むことになったのです。

その後、いくつかのIT企業を経て、現職に。


リアルテックの魅力、成長の原動力は何でしょうか?

一言で言うと「人材」につきます。

当たり前のことかもしれないですけど、企業にとって最も重要なのは「人材」だと思うんですよね。



システム開発をされている御社の場合は、技術者のスキル、ということになりますか?

正確に言うと違いますね。

技術なんてものは、いつからでも身につくわけですよ。
極端な言い方をすると、大学時代に学んだことなんて実践の場面では何の役にも立たない。
それに、どんな技術を持っていたとしても、それを生かす好奇心やガッツが無ければ何の意味も無いと思うんですよね。



[毎年5月に全社員集会として、リアルテック・フォーラムを開催]


なるほど、では本郷さんの考える人材とは具体的にどういう人ですか?

とってもシンプルです。

「腹を決めた人間」、これに尽きます。

ただ、腹を決めるのは難しいですよ。何かに決める、ということは、その他のすべてを捨てるということですから。
そして逆に捨てたものほど、後で気になるものですからね。

ただ、ひとたび腹を決めた人間は絶対強い。
いつ、どんなタイミングからでも必ず成長していきますよ。
何故なら、腹を決めた人間には明確な達成すべき目標がある。そしてそれに向かうガッツがある。 
だからすばらしいですよ。


では、極論すると、新卒ならシステムの度素人でも良い、ということになりますか?

ええ、構いません。
「俺(私)は一流のSEになるんだ!」って腹が決まっていれば是非当社にいらしてください。もちろん文系でも歓迎しますよ。

さすがに全員入社って事は無いですよね(笑)

それはさすがに無いですね(笑)

どうしても技術者である以上、最低でも論理的思考力が必要になります。ですから、その適性検査にはPASSしてもらわないと。
これにPASSさえすれば、あとは社長面接を経て内定、ということになります。


御社が成長されている成長戦略について教えてください

これも簡潔にお応え出来ます。

「楽しいと思うこと、人がやらないことをやる」ということです。

作っている自分たちが楽しくなければ良い物は作れないし
他社がやるものをやっていても成長できないですからね。

ベンチャースピリットですね。でも、一方で経営リスクは大きくなると思うのですが。

その通りです。

評価をしてくださるのは、あくまでマーケット(お客様)です。
いくら自分たちが楽しくても、他社がやっていないものでも、マーケット(お客様)の評価が無ければビジネスにはなりません。

そのために、当社では技術者に「積極的に外に出ろ」と言っています。
外に出て、情報を集め、マーケット(お客様)を知り、今何が必要とされていてこれから先、何が必要とされるか、自らの五感で感じなさいということです。


[東京湾クルージングやレストランでのディナーなど豪華な暑気払い]

最後に、Lippleの大学生に向けてメッセージを頂けますでしょうか

私からは「腹を決めろ」の一言だけです。

社会に出るということは、どんな仕事に就くにせよ、どんな会社に行くにせよ決して楽なことなんてありません。
ですから、「なんとなく」じゃ、どこでも長くは勤まらないでしょう。
結果そう言う人は社会に必要とされないし、一度そうなってしまえば「再び必要とされる」まで、途方も無く時間がかかります。

だから苦しくても、とにかく「腹を決める」んです。
大学生活には多くの時間があります。
その時間を「腹を決めるための時間」にどうか使ってください。
技術や知識なんて社会に出てからで十分間に合いますから。


インタビュー後記

写真

東京大学 工学部3年 保手濱彰人

言葉の一言、一言に力がこもっている。
その力の原動力は自らの経験に基づくのだと感じた。
今風の言葉遣いや「カタカナ多用」を嫌い、一見するととっつきにくいかもしれない。

だが、その一方で懐の深い人間味がとても強く伝わってくる。「つべこべ言わずについて来い」という力強い空気が伝わってくる。

昔ながらの「上司」感になるのかもしれないが、そこに古臭さや圧迫感は感じず、話を重ねていくほどに、最初の厳しい印象から親父のような温かさ、親近感を感じるのは私だけではないだろう。

現に、最後はその空気にすっかり飲み込まれて、1ファンになっていたことは言うまでも無い。