リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

今井 豊さん

所属企業
日本パーキング株式会社
所属部署
総務部
役職
課長役
出身校
東京経済大学 経済学部


今井さんのとある一日

05:00 起床
06:00 朝食、ニュース、新聞チェック
出勤(電車)
運動不足のため途中駅からウォーキング
08:00 出社
09:00 メールチェック、業務の確認等
10:00 社外打ち合わせ等
12:00 昼食
13:00 打ち合わせ等
15:00 書類作成、データ管理等
19:00 退社
20:00 夕食、途中駅までウォーキング
21:00 帰宅
22:00 メールチェック、雑用等
23:00 入浴
就寝

日本パーキング株式会社は、誰もが気軽に駐車できる時間貸しパーキングの開発運営を行っています。 伊藤忠商事の子会社として創業し、2000年3月にマネジメント・バイ・アウト(MBO)によって伊藤忠商事から独立しました。 2005年にジャスダックに上場し、さらなる事業の拡大を続けています。 “コンパクトな組織で最大の収益をあげる企業”を目標にし、意志決定の早い組織でもあるとともに、一人が設計もし、営業もという風に何役も担う社員が何人もいます。

そんなアクティブな日本パーキング株式会社の今井様にお話しをお伺いいたしました。

日本パーキング株式会社

http://npc-npc.co.jp/

日本パーキングの事業内容を教えてください。

時間貸しの駐車場、全国500箇所以上の時間貸し駐車場の管理運営をおこなっている企業です。北は青森から南は沖縄までのエリアをカバーしております。

月ぎめの駐車場ではなく10分、20分の単位で料金をお支払いいただき、駐車スペースを貸し出す業界になります。

地場の不動産業者が運営するコインパーキングなど小さいものを含めると、現状把握できないほどの業者さんが同じような業務を営んでおります。また、鉄道会社さんなどが副業的にやられているコインパーキングもあります。そんな中、本業を専門的にやっており、ある程度全国規模で行っているコインパーキングの中で、日本パーキングは業界第3位となっております。


多くあるとお伺いした同業他社との差別化はどんなものがありますか?

まず、当社の特徴としては、50〜100台規模大規模な駐車場を手がけるのが得意です。

たとえば郊外のベットタウンの駅前で100台規模の駐車場を確保し、普段バスに乗って移動する自宅から駅までの距離を車に乗って移動していただく。 バスの料金よりは高いですが、一日最大500円とか800円の料金体系を設定してパークアンドライドを促す。そういった目的での展開が特徴といえます。

もう一つ特徴として、各駐車場にPOS端末を設置していることがあります。

これは、伊藤忠商事の子会社の時からの話しになりますが、元々弊社は“パーキングカード”というプリペイドカードを発行する会社から起こった会社であり、そのプリペイドカードを使用する為、当時から弊社の駐車場にはPOS端末が設置してありました。現在はPOS端末(システム)の利点を生かし、リアルタイムで各駐車場の正確な稼動状態を把握しています。これは、状況に応じた料金体系や、トラブルが起こった際に迅速な対応が出来るなど非常に多くのメリットがあります。


[NPC24Hクイックパーキング神田錦町]


駐車場を作る上での注意されている点はどこでしょうか?

この業界(時間貸し駐車場)で顧客に対して、なにかしら優位性を確保することは難しい事なんです。 顧客の選別ポイントがメーカーさん(商品)でしたら、品質であったり、機能であったり、ブランド名となってきますが、この業界の場合そうは行きません。

当たり前ですが、「駐車場を利用するため」に車に乗る方はいないからです。ですから、駐車場自体が選別ポイントとなりえません。 目的地があって、そこに行くために車に乗り駐車をするわけですから、駐車場を選ぶ上でのポイントは駐車場から目的地までの距離と駐車料金となってきます。 多少サービスという部分で付加価値をつけてもその2点を超えて顧客にアピールするツールにはなりえないんです。

いかに立地条件の良い場所を確保できるか、いかに安い料金で提供できるかが重要なポイントとなります。その上でお客様に気持ち良く利用いただくために、 毎日の清掃や明るい夜間照明等、使いやすく安全な駐車場を構築していくわけです。


[富山県高岡市のNPC24H高岡駅前パーキング]


御社の今後の展開についてお聞かせください

道路交通法改正以来、ご存知の通り路上駐車が難しくなりました。そんな中、さらに時間貸し駐車場の需要は高くなってきています。 正直、供給量が追いつかない状況になっています。しかし、都心部の一等地と呼ばれる土地には限りがあります。

そんな限られたスペースへいかに多くの立体式の大型駐車場を展開して行くかが課題と考え、また展開していくべき点だと思っています。



今井様の学生時代をお聞かせください

私は経済学部でしたが、ゼミを選ぶ際に何か実生活・ビジネスに直接役立つ事を勉強したいと思い、法律系のゼミに入りました。 消費者取引を行う際の法律についてなどを勉強しました。その時はゼミ長なんかもやっていましたね。

結果的に入社時に配属された経理の時にも現在の総務の業務を行う際にも間接的ではありますが役立っています。



今井様の今後のビジョンについてお聞かせください

日本パーキング株式会社において、将来“今井は欠かせない!”と言われる人材になりたいと思っています。

元々、就職活動の際も“やりがい”を重視して仕事選びをしていました。大きい企業で大きいプロジェクトを動かすのはやはり夢の一つでしたが、言い方は悪いですが、大きい企業で歯車になってしまうのは嫌だったんです。ですから、今よりもっと活躍するべく 日本パーキングで成長していきたいと思っております。



学生へのメッセージをお願いします。

学生時代にしか出来ない、やるべきことがたくさんあると思います。

学ぶ事でもいいし、遊ぶ事でも何でいいと思いますが、何か一つでもとことん突き詰めてやり遂げる事が大切だと思います。 そして大学を卒業する時、「大学時代はこれに打ち込みました!」と胸を張って言えるようなものを作ってください。きっと将来何らかの役に立つと思います。

面接を今まで行ってきた感想ですが、特徴がない学生が多いように思われます。

特徴がある学生、芯を持っている学生はどんな企業でも必ず評価されると思います。

インタビュー後記

写真

慶應義塾大学2年 商学部 梅澤遊太

車の免許を持っている方はもうお世話になっているかもしれない、日本パーキング株式会社に取材しに行きました!

事業として時間貸しパーキングを提供している会社ですので、「NPC」という文字に見覚えのある人は多いと思います。

今回インタビューさせていただいたのは、経理部出身で、現在は総務部に所属している今井さんです。 今井さんのお話の中で一番驚いたのは、従業員の数です! 億単位の利益を誇り、見事に上場もはたしている会社なのにも関わらず、少数精鋭体制で運営している。この事実には耳を疑いました(笑)。

経理部時代のお話も聞いてみました! 興味深かったのは、大変だったこと・嬉しかったことの質問に対する返答が同じだったことです。 大変であり、且つやり遂げて嬉しかったことは、会社が上場した時のことだそうです(2005年に上場)。 上場する関係で仕事の大変さは増したけど、上場したときの喜びはその分大きかったです、との言葉にはとても納得しました。いつか自分も言ってみたいものです(笑)。

なかなか価格競争もしにくい業界で、日本パーキング社がどのように成長していくのか、とても楽しみです。