リンク情報システム業務内容を教えてください
元々NHKの受信料の領収書発行を行う関連会社から独立した形で創業した当社でしたから、現在も引き続きNHKの受信料集金に関するコンピュータシステム(ソフトウェア)の開発と運用管理を行っています。
他に、航空管制用のディスプレイ装置のシステム、人工衛星搭載用のシステムなどのソフトウェア開発も行っています。
ソフトの開発とオペレーションの他には、テレビ番組の字幕放送の制作も行っています。
いずれも、20年、30年とお付き合いしているお客様とのビジネスですから、安定した関係を維持しています。
菅野さんの入社した経緯を教えてください
大学卒業後、就職するのが嫌で、アルバイトをして暮らしていました。
大学では文学部で哲学を勉強していましたから、人生(仕事)について深く考えすぎていたんでしょう。
アルバイトはホテルの夜勤ベルボーイの仕事をしていました。
今でいうフリーターですね。今は結構多いですが30年前は珍しかったですよ。
そんな特殊な環境でのアルバイトのおかげで、人間の様々な部分を見ることができました。そして、自分が悩みすぎていた事に気づいたんです。
1年間ベルボーイをやった後、就職する事に決めたんです。
就職活動は、ホテルの部屋に配る新聞の募集広告でした(笑)
そんな中、「NHK出身の気鋭の技術者集団」というキャッチフレーズの広告がかっこよくて弊社に応募しました。
応募したのはいいが仕事について何も分からなかったので、アルバイトでもなんでもいいから雇ってもらおうと思って会社を訪ねました。
そして入社。もちろん社員として雇ってもらえました。
会社が独立してから、3年目の入社でした。
社長というポジションはいつから意識されたのですか?
正直、全く意識していませんでした。
元々自分は社長になるタイプの人間ではないと思っていましたから。
しかし、2年前今の会長からお話しをもらい「社長」という職につきました。
確かに自分が会社を大きくしてきましたし、なにより自分を拾ってくれた会長の意向には沿いたかったですからね。
そんな意味で会社を預かっている責任は人一倍強く感じますね。
特にどのような部分に強く責任を感じられますか?
やはり、社員の生活に一番影響する部分のお金でしょうかね。
仕事というものは、どんなに業績がよくても順調でも、今月仕事した分のお金は3ヵ月後または半年後に入ってきます。
だからその間、会社は無収入なんです。社員に給料を払わなくていけませんから、銀行からお金を借りなければならない。
運転資金は月商の3か月分ぐらい必要です。それが今の日本の企業の現状です。そのプレッシャーはすごいですね。
なんで企業が儲かっているのに、お金を借りなければいけないのか僕も若い頃不思議だった。むしろ間違っていると思っていました。
他に、会社を動かしていく上での重要な点はなんですか?
社員をまとめる事ですね。それは、社員1人1人を知る事です。
弊社には約300名の社員がおります。
自分が、社員全員に毎日会ったり、直接仕事の指示を出すわけではないですが、みんなとのコミュニケーションを大切にしています。
社員1人1人とのインターフェースを積み上げた結果が社員をまとめる力になっていると思います。
でも、僕は2番目です。1番社員の事を知っているのは会長です。
現在力を入れている事業は?
最近作った海外新規事業室です。
本格的に海外での事業をやって行こう考えています。
今までも外国人スタッフは多く在籍していましたし、海外の学生との交流は盛んでしたけれども、これからはそれらを活かし、ビジネスとして海外への事業展開をしていきたいと思っています。
海外の物事の見方・考え方を積極的に取り入れ、新しい事業・新しい人材を産み・育てて行きたいと考えています。
もちろん主軸である業務は今までどおりしっかりとキープしていきますよ。そうしないと今の大切なお客様に迷惑がかかっちゃいますから。

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学生に向けてメッセージをお願いします
とにかく今、勉強して欲しい。自分で黙々とコツコツと勉強して欲しい。
社会人になると時間がなくなります。今、哲学・美学・文学・芸術・音楽を勉強してください。
地味だけど深い知識を得ておく必要がある。それが将来、絶対に役に立ちます。
覚えておいてください。
当たり前ですけど、若い人は未熟です。若いうちは妙ないさかいやつまらない喧嘩がたくさんあります。それは若さゆえに・・・。
5年10年経つと人間として成熟し、いろんな話がスムーズにまとまるようになります。
だから、一番良い話し合いができるのは社長という人間どうし。
それは、頑張ってきた人どうしだから。ビジネスマンとしてそこまでがんばりなさい。
もうひとつ。経験をつんだ年寄りというのはものすごい知恵を持っているという事実があります。それに若い人たちは気づいていない。そこに気付ける人間になってください。
インタビュー後記
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横浜国立大学4年 経営学部 佐藤 淳
今回は社長様相手のインタビューということで緊張していましたが、菅野社長は全身から優しさがにじみ出ていて、何とか落ち着いてお話することが出来ました。
まるで父のような心の広さ、暖かさで、そんな素晴らしい人柄の社長の元で働いている社員の方はさぞ幸せなのだろうとうらやましく思いました!
また、インタビューの中では社長の若かりし頃のお話も聞くことが出来、その中で意外な社長の過去なども明らかになり(笑)、非常に面白かったです。
そして、これからはよりグローバルに展開し、世界を相手に勝負をされていくということで、事業の成長の勢いもひしひしと感じました!今後の更なる発展が楽しみです!
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1977年印刷系子会社として創業。1983年親会社から独立し、商号を現社名に変更。システムのコンサルティング・調査分析から設計・プログラミング、検証まで、一貫するソフトウェア開発を手がけ、コンピュータネットワークのシステム・オペレーションと、テレビ番組の字幕を制作するターミナル・オペレーションも行っている。
リンク情報システム株式会社
http://www.lis.co.jp/