リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

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神事 まゆみさん

所属企業
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社
役職
PRマネージャー
出身校
立教大学法学部政治学科


神事さんのとある一日

06:00 起床
07:00 家を出る
08:30 カフェで新聞をざっと読んだ後出社し、メールチェック
09:00 取材など
12:00 昼食
14:00 メディア取材・露出予定などの整理、メール、書類作成など
19:00 退社
21:00 帰宅
00:00 就寝

1937年に米国ノースカロライナ州ウィンストン=セーラムで創業。70年の歴史をもっていて、代表的なオリジナル・グレーズド・ドーナツを中心に、高品質のドーナツとコーヒーを提供するリーディングブランドです。

21世紀に入り世界に拡大し始め、2001年12月に海外初の店舗をカナダにオープンし、それに続き、オーストラリア・イギリス・メキシコ・韓国・香港・インドネシアなど進出しついに2006年12月ロッテとリヴァンプの共同で日本に上陸し、とても注目を集め、運営している企業です。

クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社

http://www.krispykreme.jp/

神事様は学生時代どのような過ごされ方をしていましたか?

中学生の頃からオーケストラに所属していまして、ファゴットという楽器を演奏していました。
大学でも交響楽団に入りファゴットの演奏を続けていました。そのトップの役割をしていて学生の頃はそれがほとんどメインでしたね。
そこで学んだことは、やはり100人以上の人たちをまとめることや外部の方との交渉での人との接し方、気持ちの持っていき方などを経験し勉強することができました。


どのような経緯で入社に至っているのでしょうか?

新卒ではアパレル企業で営業の担当を3年間していました。そこでブランディングやマーケティングというものは重要だということを感じて、営業経験を生かしPRをやりたいと考えるようになり、会社をやめてPRの専門学校に通い勉強することにしたんです。

学校での授業では企業での実務研修などもしていて、リヴァンプという会社で研修することになり、そこで運良くも新規事業として立ち上がるクリスピー・クリーム・ドーナツでPRの仕事の話がきたんです。そういったきっかけで当社に入社することになりました。



入社した頃のクリスピー・クリーム・ドーナツの印象は?

リヴァンプで研修を始めた頃、私はクリスピー・クリーム・ドーナツを食べたことがなかったんです。研修中に、プライベートでサンフランシスコに行ったときに初めて食べました。
これまでに味わったことのないような食感にはとても驚かされました。

ちょうど子供がガラス張りの向こう側でのドーナツの製造過程を興味深そうにじっとみていたんです。その光景もとても可愛くて印象的でした。そこでたくさんの人から愛されるすごく良いブランドなんだということを実感したんです。

当初はPRだけではなくトレーのシートやドリンクカップ、パッケージのデザインなどといったマテリアルやPOP制作の業務なども行い大変でしたが、どれも楽しみながら取り組むことができました。



入社して苦労された点はありますか?

やはり語学が一番大変でしたね。英語といってもビジネス英語ですし、メールの書き方もわからなかったので最初は戸惑いました。本を買ったりして自分で勉強もしました。

また香港にオープンした店舗を見にいく機会などもあり、日本でのPR担当として立会いました。他の方々はネイティブ並の英語で一人のときは不安にもなりました。

でも私には「世界のクリスピー・クリームの一員」という意識が強くあったので、積極的に話しかけ、伝えるという努力をしました。おかげで今はそういったことにも慣れてきました。



[人々を魅了するできたてのアツアツと新しい食感のドーナツ]


仕事のやりがいを感じるときはどんなときでしょうか?

PRという職種は、媒体への露出量が自分の評価に比例するような仕事なんです。

当社の場合はオープン時からメディアからも注目され、話題性にも富んでいました。私は自分の伝達により、TVや雑誌で質の良い、ブランドとマッチした表現の仕方で露出ができたときの嬉しい気持ち=やりがいだと感じています。

当社は興味があることに関して、積極的にTRYさせてくれるような社風でもあります。日本での事業展開からはまだ間もない会社でもあるので、自分たちの手で会社を創り上げていく感覚というのも感じることもできますね。



現在、話題となっている要因はどのようなところにあると思いますか?

まず、クリスピー・クリーム・ドーナツの魅力とこだわりにあると思います。

魅力として今までには無い、新しい食感のできたてのアツアツが提供できること。店内でドーナツができるまでの過程を見ることができるというところにあると思います。

こだわりという面では、ドーナツ&コーヒー店であると掲げていまして、アメリカでは自社でコーヒーの焙煎工場も持っています。

日本でコーヒーからコーヒーに入れるミルクまで様々な種類の飲み比べ、ドーナツに合うコーヒーを探していき、今のオリジナルコーヒーが誕生したんです。また、新食感やサービスに加え、人々の口コミによりここまでの話題になっているのではないでしょうか。



PR活動などでされていることはありますか?

弊社では広告媒体を使ってのプロモーションを行っていないんです。パブリシティというかたちでの露出、お客様による口コミが当社のPR方法になります。

ドーナツのできたてを実際に食していただき、おいしさを体感していただく。お客様に伝える一番大事なことは「ドーナツの美味しさ」だと思いますし、ドーナツを通してコミュニケーションをとっていきたいと思っています。

また現状では、行列でも話題になっているのでしょうね。しかし行列はお客様を長時間待たせることになってしまい、ファーストフード本来の「食べやすい」「買いやすい」という概念からは離れてしまってもいるので、今後改善すべき点だとも考えています。



店舗が新宿に1店舗しかないのは集客に於いての戦略なのでしょうか?

そういうことはありません。当社の場合は製造も各店舗で行うのでかなりのスペースがないと営業ができないのです。

お店の営業は23時までなのですが、製造は24時間稼動をしていて一店舗のスタッフは200人ほど在籍しています。たくさんの店舗を一気にということではなく、まずは1店舗を着実に成功へと導くという方針でした。



今後の事業展開について教えてください。

会社としてはチェーン展開を目標としています。5年後には30〜50店舗にしていきたいと考えていまして、まずは1都3県からと考えています。

そこで10月12日に有楽町に2号店をオープンします!!

また、クリスピー・クリーム・ドーナツのアメリカでは『ファンドレイジング』といった活動も行っています。日本はまだ1店舗しかないですし、新宿といった都心ですので、なかなかそういった活動ができていないのが現状です。

そういった中でも修学旅行生を対象にドーナツの厨房やスタッフの話を聞く活動を協力しています。今後、お店が増えていったら地域の小学生などを集めて、体験ツアーといったような活動を将来的にできたらなと考えています。



[待望の2号店である有楽町イトシア店は10月12日オープン]


最後に学生に向けてのメッセージをお願いいたします。

好奇心というのが大事だと思います。何に対してでもいいとは思うのですが、好奇心を持って取り込むことで色々と繋がっていくのではないかと思います。

また、自分で実際の目でみたり感じたりすることで自分の知識の蓄積にもなりますし、就職してからそれまでに体験したことが役に立つ時がきっとあります。 私は現在でも色々な場所に出掛けて、他の企業、商品分析などもしながら情報収集をしたりもしています。 皆さんも是非、好奇心をもって様々なことに取り組んでみてください。


インタビュー後記

写真

中央大学2年 商学部 斎藤まな美

アメリカ発のクリスピー・クリーム・ドーナツは製造の過程をみることができ、ドーナツもひとつひとつのデザインがかわいくて店員さんも元気でドーナツを通して楽しくなるようなお店でした!

インタビューさせていただいたPR担当の神事さんはどんな環境でも対応し、好奇心が旺盛で活発な方という印象をうけ、またお話をきいているうちに神事さんは自分の性格や経験を生かし、これから発展させやりがいを感じ輝いて仕事をしていることが感じられ、うらやましいと思いました。

そしてできたてアツアツのドーナツの食感とコーヒーとてもおいしかったです。今度また並んで食べようと思いました!

今話題で自分が好きなドーナツのお店でインタビューさせていただけて楽しくインタビューができました。とても興味深いお話を語っていただき本当にありがとうございました。