リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

東山 裕治さん

所属企業
郡リース株式会社
役職
課長代理
出身校
日本大学


東山さんのとある一日

06:30 起床
07:00  朝食・新聞チェック
08:00 出勤
09:00 部内打合せ
この日は新規部材の試作と現行の部材改良の2点の検証を工場で行います。限られた時間内に効率よく試作検証を 行うためには綿密な事前打合せが重要となります。
10:30  移動
12:00  昼食
13:00 新規部材検証
事前に製作した部材を図面と照らし合わせて形状チェック。施工性、意匠性及びリユースを考慮した耐久性等の検証を行います。
15:00 部材改良検証
現行商品における問題点の改善・改良は早急な対応が必要であり、確実に成果を上げる必要もある重要な業務の一つです。
19:00 帰社
メール確認及び対応。
本日の業務のまとめ。
21:00 帰宅
21:30 夕食
23:00  読書等
00:00 就寝

プレハブとは「プレファブリケーション」(あらかじめ工場生産された部材を使用して建てる建物)から出来た言葉です。
郡リースはその商業建築物のみを建築している大手老舗メーカーです。

大学や病院、店舗、スポーツ施設、イベント施設等もプレハブシステムで実際に建築しています。
今回は、郡リースの設計のプロフェッショナル、東山様よりお話を伺ってまいりました。

郡リース株式会社

http://www.kohri.co.jp/

東山さんは学生時代どのように過ごされておりましたか?

貧乏学生でアルバイトばかりしていましたよ(笑)

ただ当時から自分で物を設計して実際に形にしてみたりすることが大好きでしたよ。
そういった部分では最高の土台作りができた学生時代でしたね。


東山さんは商品開発が主な業務と伺っておりますが、やりがい等ありましたら教えて下さい。

弊社の商品の特徴は【コストメリット・短工期・リユース】でして、三点を確保しつつ商品開発をしていくのって非常に難しいんですよ。

素材の厳選からリユースを想定して設計するので、一日中事務所で机に向かう事だって多々あるんです。 必ずしも費やした時間が成果に結びつくとは限らず、全てが形に成り得るわけではないので、プロジェクトが形になった時は非常にやりがいを感じます。



郡リースの強みはどのような部分でしょうか?

最近はゼネコンと競合することが多くあるのですが、例えば公共施設を建築する際にゼネコンが総工費一億円で建築するとしますよね、それを郡リースはプレハブを使い6千万円で建築するとします。 あまった差額4千万円は福祉施設の建築や道路整備等をする為の貴重な財源としてキープできる。利益を確保しつつ社会貢献できる部分が強みだと思っています。

そういった事業性から社会貢献意識が高い社員が集まってくるんですね。



自分の仕事に対する社会的評価が利益に直結するんですね。

はいそうです、常に手ごたえはありますね。

ただバックボーンでやっているだけに、表立ってPRしているわけでは無いので一般の方々からは見えにくいんですけど。 そう考えると私の仕事は最たるバックボーンですよね。


[機能性や経済性、デザイン性も追及したプレハブ建築物]


建築業界で懸念している事はございますか?

強いて言えば職人さんの質が落ちていることでしょうか。

昔の職人さんはプライドを持って仕事に取り組んでおり、決して妥協を許さないプロ集団でしたので作業効率も非常に良かったんです。 コミュニケーションも深いところでとっていたのでプロジェクトを完遂したときの喜びは何事にも比べられないものでしたね。
それに比べると現在の若い職人さんはプロ意識が希薄になってきたように感じます。



それでは今後の東山さんの展望をお願いします。

循環型社会の中で、弊社の業務自体は大分環境配慮が出来てきていると思っておりますが、 将来的には建築物のサイクルだけではなくて施工現場のゴミ等の環境問題を含めてトータル的にリサイクル、リユースシステムを確立したいと思っています。

今も極力余計な物を作ろうとしないので商品開発事態がリデュースになっているともいえますがね。

その為に我々は商品開発をしているんです。 とてもワクワクしますよ。



[優れた居住性・機能性に加え、デザインバリエーションに柔軟に対応]


最後に学生へのメッセージをお願いします。

就職活動をするにあたり情報化が進んだ現在、学生の皆様は企業と接することが多くでき様々な話を聞くことができますよね。

あまり固定概念に拘らず多彩なジャンルの企業に興味を持ち、その中で自分の力が発揮できそうな会社を探してみてください。 今回の私の話が一つのきっかけになればうれしいですね。

インタビュー後記

写真

東京大学2年 教養学部 藤川

資料を用いながらプレハブについてのご説明から始まったインタビュー。

インタビューを引き受けて頂いた東山さんは、私たちにも分かりやすいよう噛み砕いて説明して頂き、とても興味深いお話を伺えました。
また、今回のインタビューでプレハブのイメージがガラリと変わりました!
プレハブとは思えないような完成度の高い建物を見せて頂き、「え!?これもプレハブ!?」と終始驚いていました。

普段机に向かってする地道な作業があるからこそ、プロジェクトが実現したときの喜びは大きいと話してくれた事が印象に残りました。 この度は本当にありがとうございました!