リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

岡田 好孝さん

所属企業
福助 株式会社
役職
室長
所属部署
マーケティング戦略室
出身大学
青山学院大学経済学部経済学科


岡田さんのとある一日

06:00 起床
06:40 出勤
07:50 出社 メールチェック
当日業務内容確認
08:30 朝会
役員を中心とした会議。前週の売上状況、各自の業務進捗報告、この秋のプロモーション計画について報告をする。
09:30 会社全体での朝礼後、部内での本日の業務予定の確認を行う。
09:45 商品本部報告会
商品本部内での部長・課長の週次ミーティング。前週の海外出張者からの報告を聞く。今週の08年春夏商品の企画決定会議に向けての課題を担当課長より報告あり。
11:00 VMD担当と展示会のレイアウトプランを確認する。
VMDのポイントと今後のスケジュールについて報告をもらう。主力ブランドの見せ方・展示会用販促ツールについて意見交換をする。
12:00 昼食
13:00 マーケティング戦略室の週次ミーティング
朝会・商品本部報告会での確認業務を全員に伝える。今週以降のマーケの予定・スケジュールを伝えた上で、各自の前週から今週にかけての業務進捗・課題をメンバーで共有する。
14:00 取引先来社
来月に控えているイベントの打ち合わせ。当日のスケジュール、会場のレイアウトについての確認を行う。
15:00 デスクワーク
メールのチェック・書類作成・電話応対・上がってきた申請書類の承認などの事務作業を行う。
17:00 取引先来社
イベントに使用する印刷物・販促ツールのデザインを確認。サンプルチェックと修整点を伝え、次回までに再サンプルを持ってきてもらう。
18:00 ホームページのリニュアルの打ち合わせ
外部デザイナーからのデザインアップされたものを確認。修正点と変更点を伝えて今週末までに立ち上げられるように指示。
19:00 デスクワーク
メールのチェック。まわってきた書類に目を通す。明日の業務とスケジュールを確認して業務を終了。
19:30 帰社
20:30 帰宅 夕食
風呂・ニュースを見る。ネット。読書。
01:00 就寝

創業から現在まで120年余り培ってきたスピリットと、技術を伝承してきた歴史ある名高い企業。レッグウェア、インナーウェアを通じて豊かな生活づくりにチャレンジし続ける姿勢を持ち、お客様の幸福を手助けできる企業を目指している。それが「ハピネス(福)アシスト(助)カンパニー」福助である。

福助 株式会社

http://www.fukuske.com/

大学時代の過ごし方について伺えますでしょうか

大学に入ってからは勉強だけに打ち込むだけということではなく、サークルやアルバイトもしていました。

大学が原宿や渋谷に程近い立地ということもあり、学内におしゃれな人も多かった印象があります。 その影響もあり、ファッションには強く関心を抱いていましたね。

当時は特に自己分析をしていたわけではなかったのですが、漠然とアパレル業界で企画の仕事がしたいという気持ちがありました。

その気持ちのまま就職活動に臨んでいたので、あまり迷いはなかったように思います。


以前に携われてきたお仕事、また現在について教えてください

私は4年前に中途入社をしているんです。

前職では同じくアパレル業界ではありましたが主に企画に携わっていました。
そして、弊社に入社する際に営業、そして現在のマーケティング戦略室に配属となりました。

私が在籍をしているマーケティング戦略室には、大きく分けて3つに担当が分かれています。

「PR」では企業ブランディング、展開ブランドのPR、「販売促進、VMD」では展示会の運営と店頭での売り上げをいかにして上げるかの仕組みを考えています。
また「ブランド政策」ではライセンスブランドの管理と全社でのブランド戦略を考えていますね。

現在私は、その全体を見ながらまとめるというポジションで業務にあたっています。



これまでに強く印象に残っていることとは何かありますか?

ちょうど私が入社した頃は、会社全体が大きく変革を遂げようとしている最中だったんです。

弊社はもともと創立から120年余りもの長い歴史を持っています。
その積み上げられてきた歴史は誇りでもあり財産でもあります。 ただ、そこにしがみついてばかりいては、変わりゆく時代背景に対応しきれません。

そこで今から4年前、「伝統を継承しながらも新たな歴史を築いていく」という新しいものへのチャレンジを積極的に行うような企業体制に生まれ変わりました。

それが紙面やメディアなど様々な媒体で大きく取り上げられたんです。

予想以上の反響もあり、良い意味で企業イメージが広く伝わったのだと思い、非常に嬉しかったですね。



そうだったんですね。お仕事で感じられている面白みとは?

やはり、自分たちで新しいものを生み出すというのはやはり楽しいですよ。

マーケティングという仕事では営業や、企画と関わる機会も多いんです。
そのやりとりの中から福助の企業としての動き、向いている方向性が自然と見えてきたりすることが、非常に面白いと感じていますね。

世の中の流れを考えながら、企業、商品にとっても1番良い露出の仕方を考えていくというのも重要なタスクでもあるのですが、そういったことを考えているのもこの仕事の魅力ではないでしょうか。


では、逆に辛いことや、大変だったことは?

大前提として売り上げの立たない仕事はありえません。
ですから、費用対効果で結果を生み出さなければならないことにはプレッシャーもあります。

また、先ほども申し上げましたが、色々な部署との調整も図ったりしなくてはならないのも大変ですね。
営業、企画の意向が異なっていることも少なくありませんからね。

でもそれを乗り越えて取引先の担当者の方や、営業から喜んでいただくことができ、良い反応が返ってくると苦労した分嬉しくもなりますけれどね。



現在携わっているPR活動などは何かありますか?

近年では特にストッキングをファッションアイテムの1つとして、若年層に提案をしています。

ファッションリーダーである、押切もえ 蛯原友里プロデュースのストッキング「f*ing MOTESTO(エフィング モテスト)」の発売もそういったマーケット拡大を狙った企画の1つなんです。

リアルイベントを行って、足元をおしゃれにするという新しい需要を引き出して、トレンドにしていくという活動ですね。



[押切もえ 蛯原友里プロデュースのストッキング「f*ing MOTESTO」]


ということは、今後マーケットの拡大に力を入れていくのですか?

そうですね。
弊社での主力商品はストッキングとなっておりますが、ストッキングのマーケット全体は少しずつ縮小傾向にあるので、今後の課題としてはやはりマーケットの拡大です。老舗である強みを生かしつつ、時代の先読みをし、全てのチャネルに向けての提案をしていきたいと考えていますね。

私としてはこの業界でまだまだ新しい発信ができると思っていますから。今後も楽しみですし、将来的には海外への進出も考えたいですね。

あとは、企業ブランディングです。若い人たちに「こういう企業に入りたい」と感じてもらえるような企業イメージを造り上げていきたいですね。



[ファッション性・機能性の高いレッグウェアが並ぶプレスルーム]


学生へのメッセージをお願い致します。

1番大切なのは「先読みしすぎない」ということではないでしょうか。
長い人生、業界全体も企業自体の将来性も実際のところどうなるかを読むことは難しいと思います。

それよりも、自分は何をしたいか?自分に問いかけてみてください。

仕事って1日のほとんどを費やすようなものですよね。辛くても、楽しい、好きと感じられることであれば、決して苦にはならないと思いますよ。

力みすぎず、一度失敗してもそこから軌道修正をしてもいい、その位の気持ちでいいのではないでしょうか。 昔とは違ってそれができる現代なのですから。


インタビュー後記

写真

横浜国立大学4年 経営学部 佐藤 淳

ファッション業界にずっと興味を持ち続け、その道を進んでいく岡田様はとても格好よく見えました!

好きなことだからこそ辛いことがあってもずっと仕事をしていける。だから自分の好きなことを見極めてそれを貫け。ということを一貫してずっと話して下さり、自分の今後の社会人生活を考える上でも非常に参考になりました。

自分も「自分の好きなこと」を良く考え、仕事を楽しめるようにしたいものです!

また、会社のお話を聞く中で、大きく福助様のイメージが変わりました!
今までは福助様というとやはり老舗のイメージが強く、商品もベーシックなものが多いのかなと思っていたのですが、トレンドの最先端を行く商品で、新しい顧客層の開拓に挑戦しているそうです!
実際に今モデルで大人気のもえちゃん、エビちゃんとコラボした商品で非常に若い世代に人気を集めているそうで、今後の新商品にも注目です!