リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

土屋 明敏さん

所属企業
(株) 細田工務店
所属部署
人事課
役職
--
出身大学
日本大学


土屋さんのとある一日

05:00 起床
06:00 新聞チェック・朝食
07:00 出勤(駅まで自転車)
08:00 出社
今日面接する学生さんのプロフィールを確認する。
09:00 面接
学生さん1名に1時間、じっくり面接を行う。今どんな音楽聞いてるの?
10:00 面接
学生さんのアンサーにたじたじ!勉強せねば!モバゲイて何?
11:00 面接
学生さんと良い話が出来た!第一志望どこ?
12:00 昼食
愛妻?弁当をほおばる。最近やけに敵の機嫌がよい?注意!注意!
13:00 雑用
面接予定の学生さんがキャンセル。残念。よし!雑用を急いで処理!!
14:00 面接
一番眠くなる時間、目を覚ます学生さんが来た!当社で何をやりたいの?
15:00 面接
当社の物件(住宅)に住んでる学生さん!住み心地は如何ですか?
16:00 面接
体育系の学生!何やってんの?野球!ハンカチ王子??
17:00 面接
苦学生の話にしんみり。早く就職をして親孝行しようね!頑張れ!
18:00 面接
今日最後の学生さん。時間はたっぷりある。とことんお互いの夢を話しましょう!
19:00
やっと今日の面接が終了!一人ひとりを思い出しながらコメントを書く。
20:00 退社
明日の学生さんの資料を揃え、敵のいる我が家へ!
21:00 夕食
今日、会った学生さんを思い出しながら、明日会う学生さんを想像しながら、乾杯!理由はどうでも良いのだ!
22:00
家族に、こんな学生さんと会ったよと話しながら、記憶が無くなってドス〜ン!敵が何かを言っている。??その話しは明日ね!

今年で創業60周年を迎えた細田工務店。その間に訪れた経済の高度成長、オイルショック、バブルの発生と崩壊・・・

どんな時代においても創造時に掲げた「一棟一棟に心を込めてお客様に満足のいただける良い住宅を提供する」という理念を一筋に追い求めてきた。

分譲の住宅メーカーとしてのスタートではあったが現在では、注文住宅、中高層建築、リフォーム、土地活用などへと事業の幅を広げ時代とともに成長を果たしてきた企業である。

(株) 細田工務店

http://www.hosoda.co.jp/

どうして建築業界に進まれたのですか?

中学、高校の頃は絵を描くのが好きだったんですよ。暇さえあれば風景画を描いたりしていました。

学校内で張り出されたり、賞もとったりしていたのもあり自分で「センスがある」とも思っていました。(笑)「将来はこういう能力が生かせる仕事がしたい」と思っていましたね。

そして進学の際、「設計ならば生かせるに違いない!」と思って建築学科に入学したんです。それがこの業界に足を踏み入れたきっかけですね。


大学生活について教えてください。

入学するまでは「絵」と「設計」は似ていると思っていたのですが、大きく違っているということに気付きました。

それに他の同級生のセンスの良さと技術力の高さにもビックリして、圧倒されてしまいましたね。 そこで人生で初めて挫折というものを味わいましたね。

でもそれに屈することなく何が自分には足りないのか?と考えたりしました。
学業とアルバイトの両立は大変でしたが建築の勉強や研究をするのは好きだったので、一生懸命に取り組んではいましたよ。



では学生生活で印象に残っているものは?

1年生の頃は寮に住んでいまして、他の寮生と盛り上がって夜通し話しをしたというのも1つの思い出ですね。

あとはスポーツ大会や学校のイベントで野外ステージのデザインをしたりもしました。 大学時代の思い出というと友人と一緒にしたことがほとんどですね。

社会人になって生かされているのは、学業で得た知識よりも人との付き合い方や、気配りの仕方のほうが多いかもしれませんね。

私たちの「家づくり」は様々なセクションの集合体で、決して1人では造り上げられないですからね。



[東京都杉並区阿佐ヶ谷にある本社。セミナーやイベントを実施するリボン館も併設]


次に、入社されてからのこれまでの経緯を教えてください。

入社してしばらくしてから、勉強の甲斐もあって2級建築士の資格を取得することができたんです。

そこから本格的に住宅の設計業務に携わるようになり6年半の間で300棟余の設計をしました。 真っ白なトレッシングペーパーに思い描いたものを描き、それが2次元と化して1つの建物として完成するのは本当に面白いですよ。

きっとそれが建築家としての楽しみというか喜びなのではないでしょうか。そしてそのあと人事課に配属になったんです。



技術部から採用担当にと聞くと意外な気がしますが?

そうですね。私も辞令を受けたときは正直、かなり戸惑いました。

ちょうどその頃は1級建築士の資格にも受かり、私自身「これからだ!」と意気込んでいる時期でもありましたからね。

でも会社として、「人事は会社の魅力を人へと伝えていく窓口」=実践業務での魅力をよく理解していなければならない、という方針があるんです。

家族や先輩、周りの友人に相談していくうちになんだか面白そうだなと感じ始めていたのもあり、そのポジションへの配属となったわけです。 そこから15年間採用を担当させてもらっています。



人事課での苦労点とやりがいとは?

まず、苦労する点としては設計と違って人事は失敗や間違えが許されないということです。

設計では間違えても修正、やり直しがききますが採用に関してはそれができないのです。 ですから、その分責任感や緊張感はありますね。

なかには内定者に辞退されることもありますし、そういう時は自分の情熱がうまく伝わらなかったのかと反省もしますしやはり悲しいですね。

でも、入社した新入社員から感謝されたりするとものすごく嬉しいです。 なかには初任給でご飯をご馳走してくれたりもする子たちもいたりしてね。

そういう行動がということではなく、一生懸命に自分がしてきたことがちゃんと伝わったんだというような気持ちですね。



[リボン館では住まいに関する講演会、勉強会、相談会などを行う]


学生へPRできる御社の魅力とは?

これまで勤務をしていて、私自身が感じたこととしてはやはり「一体感」ですね。

弊社は直営責任施工という自社一貫体制をとっているのが特徴です。 それによってお客様が安心できて、高品質な住宅が提供できるのです。
そのため、作業工程の中にある各セクション同士の密な関係が不可欠なんです。

そういった社風でもありますし、居心地のいい会社だと思いますよ。

若いうちからもやりがいも感じられるような仕事を任せられ、チャレンジできるフィールドです。



[閑静なロケーションで森をテーマにした「グローイングスクエア一橋学園南」]


学生へのメッセージをお願いいたします。

そうですね。会社は「自分を試すフィールド」だと思います。「そのフィールドをどう生かすかは自分次第」という感覚を持って就職活動に取り組んだ方が良いですね。

魅力を感じる企業、仕事に没頭できる環境なのかを真剣に考えてみてください。
私は今後も後輩たちに「活躍できるフィールド」を与え続けていけるようにしたいですね。

仕事をしていると楽しいだけではなく、辛いことも必ずあります。それでも自分自身を成長させていくための過程だと思って、立ち向かっていってください。

インタビュー後記

写真

横浜国立大学 経営学部4年 佐藤 淳

新入社員の教育を担当されている土屋様は担当した新入社員の方たちから研修の終了時に花束を渡されたこともあるそうで、インタビューをしていて本当に話しやすく、内定者の方々が惚れるのが良く分かりました!

人との関わりを大事にされる土屋様の魅力に、私も早速魅了されてしまいました!人と会うのが大好きだという土屋様、やはり好きなことを仕事にしている方はとても輝いているなといつも思います。

また、もともと設計のお仕事をされていた土屋様が全く畑の違う人事の世界に入り、そこで想像もしていなかった人事の仕事の面白さに気づいたという話が印象的でした。

人は自分自身でも気づいていない才能や興味なども埋まっている可能性が大いにあるからこそ、何でも積極的にチャレンジしてみることは重要なのだなと改めて感じました。