リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

後閑 茂弘さん

所属企業
株式会社不二工機
所属部署
人事部
役職
マネージャー
出身校
慶應義塾大学(法学部)


後閑さんのとある一日

06:00 起床
新聞チェック・朝食
07:00 出勤(電車・バス)
ラッシュを避けて早めに出社
08:00 応募者からのメールチェック
始業【部内連絡ミーティング】
09:00 応募者へのメール返信&日程調整
10:00 打ち合わせ
新しい人事考課/査定制度の検討会。資格制度など人事処遇制度全体との関連づけが重要なポイント。
11:00 商談
新卒採用媒体の企画のプレゼンテーションを受ける。採用難の状況での効果的な採用PR戦略について意見を交わす。
12:00 昼食
13:00 デスクワーク
海外赴任者の処遇規程の見直し案の作成。他社実態は調査済みなので、海外現地法人の要望も踏まえて独自の制度を立案。プレゼン資料にまとめる。
15:00 面接
経験者採用の応募者への会社説明および1次面接。お互いのマッチングが最も重要。本音トークを引き出すために、こちらも本音でアプローチ。
17:00 終業
書類整理&明日の段取り
(終業後に都心のホテルのロビーなどで転職希望者と面談することも)
18:30 会社を出る(バス・電車)
19:30 自宅に着いたら、すぐに着替えてランニング
20:00 入浴・食事
22:00 個人メールチェック&ブログ書き込み
23:00 就寝

株式会社不二工機は1949年創業以来、58年間冷凍・空調用自動制御機器メーカーのパイオニアとして、常に業界をリードしてきました。
エアコン等の心臓部に搭載されるため、小型化、省エネ、低騒音、環境への配慮など高いスペックが要求される製品ですが、世界トップクラスの技術と品質で私たちの快適な生活や豊かな食生活を支えている企業です。
人事部の後閑氏に現状の事業と今後の事業展開についてお伺いしました。

株式会社不二工機

http://www.fujikoki.co.jp/ja/index.html

不二工機株式会社の事業内容を教えてください。

「冷やす」技術に58年間こだわってきた企業です。お客様は、自動車メーカーさん、ユニットメーカーさん、エアコンメーカーさんなどです。

「不二工機」と言う名前が皆さんの目に触れる事は少ないですが、普通の人が普通の生活をすると、一日の内に相当数、私たちの製品と接点を持つ事になるんですよ。具体的に言うと、カーエアコン、ルームエアコン、自動販売機、その他にコンビニ・スーパーなどで使用される冷凍・冷蔵ショーケースなど皆さんお世話になっていますよね?

そのような「冷やす機械」の中核となる制御機器を世の中に送り出しているのが不二工機なんです。


[CO2給湯器用冷媒回路用の二方電磁弁]


各業務について詳しくお聞かせください

不二工機は、カーエアコン、ルームエアコン、コールドチェーン(低温流通システム)を3つの柱として展開しています。

1つ目の柱としてのカーエアコンですが、国内のすべての自動車メーカーさんにエクスパンションバルブというキーパーツを供給しており、国内を走る車の90%以上に当社の製品が搭載されています。
さらに、国内だけでなく海外の大手自動車会社(アウディ、フォルクスワーゲン、ベンツ、フィアット、サーブ、GM、フォード等)にも海外9カ所の製造拠点から製品供給しており、世界トップシェアを誇っています。

2つ目の柱のルームエアコンでは、省エネタイプのインバーターエアコンと呼ばれるものほとんどに当社の製品が搭載されています。こちらは、海外、特にヨーロッパ・東南アジアでの需要もが増えており今後さらに期待の出来る分野です。

3つ目の柱はコールドチェーンです。先程も触れましたが、コンビニ・スーパーの冷蔵庫や自動販売機、保冷車・保冷倉庫などの冷凍流通システムを通して豊かな食生活を陰で支えています。



[壁埋めこみタイプの冷・暖房制御用デジタルサーモスタット]


なるほど、様々分野ですばらしいシェアを誇っているんですね。不二工機さんとしての今後展開を教えてください。

不二工機は現在、企業の転換期を迎えています。それは新たに「暖める」業界とのお付き合いが始まったということ。

自然冷媒対応のヒートポンプ用制御機器の開発でも業界トップを走っており、エコキュートにも当社の製品が搭載されています。エコキュートとはエアコンの冷凍サイクルの応用なんです。本来、エアコンとは熱の移動を行うもの。クーラーをかけてある室内は涼しいですが、室外機の周りは暑いですよね。この室外機の部分の「熱」を利用したシステムなんです。

したがって、様々な部分に私たちの製品がつかわれているんですよ。温暖化防止にも貢献できる、地球に優しいこの事業への展開に社を上げて取り組んでいます。



後閑さまのお仕事についてお聞かせください

採用という仕事に限って言えば、私の仕事は投資コンサルタントだと思っています。就活学生や転職希望者は、自分の将来というプライスレスの資産を就職という形で投資する企業を探しているんです。その人たちに「自分の成長」というリターンが期待できる適切な投資先を紹介する、企業に対しても企業発展の礎となる良い投資家を紹介してマッチングさせるといったコンサルタントなんです。

就職でアンマッチがあったら、本人はもちろん企業にとっても大きな損失となりますよね。

その人にとって「本当にどんな仕事をしたいのか?」という所まで突っ込んで考えてあげて、場合によっては、違う職種や会社を薦めることさえもあります。

人事は天職だと思っています!!



人事の業務の中でのやりがいをお聞かせください。

「この人だ!」と思った人が、不二工機にメリットを感じて入社してくれたときはが嬉しいですよね。 そして、人事ですから常に各社員の評価の情報がはいってきます。その人の評価が高かった時が一番嬉しいですね。

私の仕事は、直接お金を稼ぐ仕事ではありません。 しかし、私が関わった方が成果を挙げてくれる、それが結果的には私の成果になる。そう思うとすごく嬉しいです。



学生へのメッセージをお願いします。

オヤジくさいですが(笑) 仕事を通じて、どう「社会に貢献できるか?」「日本に貢献できるか?」「世界に貢献できるか?」そういう視点を是非持って欲しい。

いい意味で、皆さんは「個」を大切にして育てられてきたと思います。「自分がどう成長できるか?」「自分にとってどういうメリットがあるか?」そういった観点で就職先を考えていると思います。 でも、皆さんがこの世の中に生まれた「使命」がひとりひとりにあるはずなんです。いろんな人間が複雑な関係を持ちながら世の中は出来上がっています。 その中でどうしたら社会にいい影響を与えられるかと言った、大きな物の見方をして会社選びを欲しい。

そうすれば、きっと誇りを持って仕事ができます。自己実現をすることができます。

インタビュー後記

写真

横浜国立大学4年 経営学部 佐藤 淳

自由が丘の住宅街を抜けると出てくる会社のオフィス。エアコンの部品では世界でトップのシェアを持つということには驚きました。

そんな知る人ぞ知る世界のトップメーカーの強さはその技術力にあるということで、最近その衰えが懸念されている日本の技術力ですが、まだまだ、日本には素晴らしい技術が多くあるのだと誇りに思いました。

また、今回のインタビュー相手の後閑さんはとても気さくな方で、仕事以外の面白いお話も聞くことが出来、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました!