リーダーズVOICE! マーケティング現場レポート最前線

Action

松浦 克幸さん

所属企業
ブルーチップ株式会社
所属部署
第三営業本部・営業企画本部
役職
取締役本部長
出身大学
早稲田大学 社会科学部

佐藤 美博さん

所属企業
ブルーチップ株式会社
所属部署
情報管理室
役職
取締役室長
出身大学
千葉大学 工学部


松浦さんのとある一日

06:00 起床
朝食 / ニュースチェック
07:00 通勤
08:00 出社
09:00 メールチェック
10:00 SFA チェック
11:00 顧客へのプレゼンテーション
13:00 移動
14:00 来客
16:00 社長とのミーティング
19:00 移動
20:00 帰宅
23:00 就寝

佐藤さんのとある一日

06:00 起床・朝食
TVニュースのチェック
07:00 出勤
通勤中に日経新聞を読む
08:15 出社・メールチェック
09:00 営業日報/業務日報(SFA)のチェック
10:00 営業関連部署との打合せ
13:00 稟議書・報告書・申請書等の各種承認書類の処理及び決済の為の社長報告
15:00 戦略・構造改革チーム打合せ
16:00 商談来客
17:00 事務処理
19:00 帰社
20:00 通勤・帰宅
22:00 風呂
23:00 読書・講座聴取・就寝

昔どこかで見たことがある、懐かしさを感じる『ブルーチップ』

表立って名前は出していないが、実は私たちの生活の近いところに深く浸透している。

今回はその、きめ細やかなサービスを提供し続け、小売業を営む方々から絶大なる信頼を得ている企業へインタビューをさせて頂きました。

ブルーチップ株式会社

http://www.bluechip.co.jp/

学生生活で印象に残っていることはありますか?

松浦氏:

私の学生時代はちょうど学生運動の末期でしてね。 当時は本気で自分たちの考える理想の社会を自分の手で切り開かねばと考えていましたからね。

正直なところ、学業よりもその活動で忙しかったかもしれませんね。でも、その時にできた友人との繋がりは大切にして、今でも続いていたりもしています。

佐藤氏:

私も同じような状況でよく大学が封鎖されていました。勉強がしたくても勉強ができない・・・そんな時代でしたね。

ただやはり、そういった経験も今となっては貴重なものだったと感じますね。


御社に入社したのはなぜですか?

松浦氏:

私は大学時代『価値をつくれるような仕事』に憧れを持っていました。
コンサルティングの仕事に関心が強くて、募集要項を見た時に「これだ」という風に感じたんです。

ブルーチップってもとは切手のようなただの紙切れじゃないですか。それ自体に自分の手で、付加価値をつけて売って行くわけですからね。

自分の存在価値を証明できる会社、そこにやりがいを感じられるんじゃないか、そう思ったんです。

佐藤氏:

私は中途入社なんですよ。それまでは商社で働いていました。
当社に入社した決め手は、決して受身の企業体制でなく、時代に順応して積極的に取り組むという姿勢に惹かれたからですね。

私の進みたい方向と企業の方向性がマッチングしたんです。



では、御社の事業とはどういったものですか?

松浦氏:

当社は日本で初めてトレーディングスタンプシステムという事業を展開した企業なんですよ。

小売業への販売促進として、いまや巷であふれかえっているポイントサービスシステムの原点なんですが、 単なるシステムの提供だけでなく、ソリューション営業という形で、加盟店の売り上げ拡大のための顧客データ分析、 出店調査、販促イベントの提案などコンサルティング業務も担っているんですよ。

当社のクライアントさんは小売業がメインですが、コンサル内容によっては売上を左右しますので、商談や企画提案、プレゼンを行う相手はその企業のTOPの方々がほとんどなんですよ。

佐藤氏:

普通はなかなかできない経験ですよね(笑)その企業のTOPの方々にどういった販促方法が効果的なのか、 立案する力も自然に身につきますよ。

ただ先方もビジネスですから、綿密な計画でないと納得はしてくれませんからね。 既存顧客のサポートに併行して新規顧客の開拓もしなければなりませんし。 業務としてはハードかもしれませんが、それが自分にとって着実に成長につながって行くんですよね。



[愛らしい姿のブルーチップキャラクター。「チップちゃん」]


そういった業務の中で重要な点はどこですか?

松浦氏:

創業期は商店街、現在は地場スーパーというところを多く顧客としています。 システム自体もスタンプからポイントカードに移り変わり、時代の変化が大きく関係していますね。

今後もどんどんポイント市場を広げて行きたいと考えています。 そのためには他のデパート、大型スーパーとの差別化を図らなければなりません。

エリアマーケティング手法でお客様との距離を如何に近づけることができるか、また、最近では地域通貨という形で地元企業同士が共同でポイントサービスを実施する例が増えて来ています。

我々としては小売業さんからの様々なニーズに対応できる柔軟なシステムが重要なポイントになると考えています。

佐藤氏:

私はより利便性のある『BEAM』という新しい電子ポイントシステムを考案し、開発しました。
これによりオフラインでのサービスではなく、スピード感のあるオンラインのサービスが提供できるようになりました。

このシステムは電子ポイントサービスを1つのツールとして、より多くの消費者の囲い込みというものを目指しているんですよ。 遠くにある大きな商業施設よりも、近くにある便利なスーパーを利用するお客様が増えることを期待しています。

全てに言えることですが、時代とともに新しい何かを考案、発信していく進化の姿勢がなければ人も企業も成長は止まってしまいますからね。



[第23回流通情報システム総合展「RETAIL TECH JAPAN 2007」出展ブース風景]


御社が学生にPRしたい部分はありますか?

佐藤氏:

そうですね。何よりも色々とチャレンジさせてくれるところですかね。

先程お話した『BEAM』についての提案も受け入れてくれて、実現することができましたから。
特許も取得することができ、システムを採用して頂いている店舗からもお客様からも好評なんです。

私は楽しみながらやれることで、初めて仕事として成り立つのではないかと思うんです。それが味わえる企業ですよ。

自分がこうしたいと思っていたものが成功したときの喜びは計り知れないものですよ。

松浦氏:

企業によっては限られた仕事しかできないということもありますが、当社は違います。
また、社員同士の『仲間意識』が強いと感じますね。

人を育てるのが会社、その環境を作るのが私たち経営陣の役目だと感じています。

『出る杭は伸ばさせる』、聞く耳を持つ、そんなスタンスですね。

営業職はゼロの地点から自分のお客様との深い信頼関係を築いて行くというのが必須です。クリエイティビティで発想力に富んだ人にとっては、自分の力を存分に発揮できる最高のステージだと思いますよ。



学生へのメッセージをお願いします。

松浦氏:

私は5年、10年先の理想とする自分像を考えて今を過ごすことが大切なのではないかと感じますね。

仕事は「自分」だけでなく、仲間とすることです。その中ではコミュニケーション力も重要です。

物事にも好奇心を抱いている人は創造力も養われて、大きく成長して行けるように思います。

佐藤氏:

それぞれが持つ個性を大切にしてほしいですね。自分の長所、持ち合わせた能力は何か?考えてみてください。

自分で「自分は○○だ!」と自信を持って言えるようになった上で、様々なことにチャレンジすべきなのではないでしょうか。

ただ闇雲な状態で前に進んでも、自分の人生を見つめ直した時、味のあるバックボーンは形成されていないことでしょう。

人生は1度きりしかありません。自分の人生なのですから、最後に幸せだったと感じられるようなものにして行って下さい。


インタビュー後記

写真

法政大学 工学部 3年 三科 友幸

現在、販売促進策として、いろいろなお店でポイントカードというものを導入していると思いますが、 このポイントカードの原点が、今回取材させて頂いた「ブルーチップ株式会社」でした。

日本で最初にこの仕組みを導入した企業で、当時は、切手のようなものを台紙に貼って、規定枚数を集めて景品と交換するといった形から、 現在では磁気カードにポイントを蓄積していくスタイルに変化し、最近ではその貯めたポイントをWeb上に移して、インターネットを使って商品交換が出来るシステムが構築されています。

このようなポイントカードの歴史を聞いて、時代の流れや、お客様のニーズに合わせて進化しているのがわかりました。

交換できる商品の品揃えも、最近話題の任天堂DSを始め、最新の電化製品、生活雑貨、インテリア用品、食品等、とても幅広い商品が揃っていました。

インタビューに応えて下さった佐藤取締役、松浦取締役はとても気さくな方々で、今回、私が取材というのが初めてだと伝えたら、緊張している私を気遣って下さり、 取材の前に気軽な気持ちで話ができるよう、いろいろなお話をして下さいました。

そのお陰もあり、取材は予定していた時間を大幅に経過してしまう程でした。(笑)

お忙しい中、丁寧に対応して下さってとても感謝しています。どうもありがとうございました。