小野 直人さん
| 所属企業 |
| アサヒビール株式会社 |
| 所属部署 |
| 酒類本部 マーケティング本部 商品開発第一部 |
| 役職 |
| 主任 |
| 出身校 |
| 学習院大学 |
小野さんのとある一日
| 06:30 |
地下鉄で通勤 |
| 貴重なアイデア創出、勉強時間 |
| 08:00 |
出社 新聞/メールチェック/事務処理/資料作成 |
| 09:00 |
新しい何かを探したり、作ったりする時間 |
| 12:30 |
調査会社と新商品消費者調査についての打ち合わせ |
| 13:30 |
デザイン会社へ新商品コンセプトのオリエンテーション |
| 14:30 |
広告代理店と新商品発売イベントの企画打ち合わせ |
| 16:30 |
研究所へ移動 「貴重なアイデア創出、勉強時間」 |
| 17:30 |
酒類研究所と既存商品中身のクオリティーアップについての打ち合わせ |
小野様の学生時代について教えてください。
大学時代はサッカー部に所属をしていたので、毎日熱心に練習に取り組んでいました。練習はなかなかハードでしたね。月曜日以外は試合、もしくは練習といったようにサッカーばかりやっていたように思います。
また、ゼミではマーケティング、統計学を学びました。ここで学んだことは、現在の仕事に重なる部分も少しありますね。
就職活動をされていた時期についても教えてください。
私は周りの友人に比べると就職活動をスタートさせたのは少し遅かったように思います。3年生の3月位からのスタートと、のんびりとしてしまっていたせいか、気付いたらすでにマスコミ系のエントリーは終了していました(笑)。
最初はとにかく何となくで各業界のトップ企業ばかりを回っていました。
でも様々な人のお話しを聞いている中で、業界のトップよりも業界2番手の企業の方が面白味を感じられるのではないか、と思い始めたんです。
そこからは、シェア等にとらわれず「成長をするためにチャレンジをし続けている姿勢を持つ企業」というところに注目し、足を運ぶようになりました。
では、御社のどういったところに魅力を感じて入社されたのですか?
アサヒビールの企業カラーにチャレンジング・スピリットを強く感じたんです。他と比べてもそういった姿勢が強く、新しいものを生み出していくということに対しても非常にポジティブに感じとれました。
私自身「常に楽しく、前向きに!」というタイプなのでそういった部分でも自分に合っているのではないかと思いました。
入社当時に感じていたことは、今現在も変わっていないですね。
小野様は商品開発に携わられているとのことですが?
はい。そうなんです。私は商品開発第一部に所属し、現在はRTD(低アルコール飲料)商品のマーケティング・開発を担当しています。お客様をよく観察し、理解して、仮説をつくり、検証して差別的でかつ優位性があるお客様に多くの満足を与えることができる商品をつくることを目指しています。
最近は特に、何がどのように良くて、それがお客様にとってどのように良いのか?ということが一瞬で伝わるような商品をつくることを心がけています。“お客様の幸せを最大化できるような商品”をつくっていきたいです。
2007年9月4日に発売になった「トマーテ」も、そうして生まれた商品の1つです。お客様と商品を通じてふれあいができるということ、アルコールだからこそできる、感情あふれる空間や、喜びや感動の提供、というところにもやりがいを感じていますね。

[完熟トマトのさらさらカクテル。新しい味わいの「トマーテ」]
では、その「トマーテ」の商品開発についてお伺いしたいのですが?
この商品はアサヒビールとカゴメ様の共同開発で誕生した商品なんですよ。
以前からお互いの持ち味を生かして何かできたら・・・という話はあったのですが、開発が本格的に始動したのは2年ほど前になります。
当社のアルコールハンドリング技術と、カゴメ社の野菜汁ハンドリング技術、そしてそれぞれのマーケティング力を持ち寄ればこれまでになかった斬新な新しい切り口での商品が生まれるのではないか、お客様に今までにない新しい満足を提供できるのではと思いました。
今までの低アルコール飲料にはない“トマト”を使うことは、カロリーや糖質をオフする、カットするといった既存のアプローチではなく、“素材”を切り口にした新しい提案で、お客様に魅力的でかつ差別的な商品になると考えました。
そこから「完熟トマトのカクテル」が生まれたわけですね?
はい。慎重な調査、試行錯誤の結果、ようやく商品の完成に至ったわけです。
世の中に存在していないものを作り上げるというのは、技術面でも非常に難しいですし、結果がどうでるかも見えないので本当の意味でのチャレンジなんです。
ですが、発売直後からとてもご好評をいただいており、予想以上の売り上げになっているんです。自分の携わった商品には愛着も湧くもので、発売後にこういった結果がでると本当に嬉しいですよ。
今後の展開はどういった方向性をお考えでいらっしゃいますか?
まずは発売した商品のブランド力の強化をしていきたいと考えています。カゴメ様との共同開発商品ではさらに斬新で美味しい商品を第2弾、3弾と開発していきたいですね。
RTD飲料には、まだ眠っている可能性のある市場というのが多く存在していると思うんです。国内でいち早くブランドを確立させることは当然ながら、世界にも通用するようなグローバルブランドとしての発展を目指していきます。きちんと筋道を建てた主張であれば、頭ごなしに否定はせず受け止めてくれる当社だからこそ、そういった夢も実現していけるのではないかと期待をしています。高い志と高い目標を持って開発を行っていきたいと思います。

[こちらも小野さんの開発した商品。
まろやかな味と華やかな香りが特徴の梅酒をソーダで割って
スッキリと楽しめる「五年熟成した梅酒ソーダ割り」]
御社が求める人材とは?
当社には固定観念にとらわれることなく、常にチャレンジをしていくというようなマインドを持った社員が多いような気がします。「新・成・気・結束」という人事理念があり、具体的に言うと
「新」:自ら新しいことを考え、知恵と工夫をもって挑戦し続ける。
「成」:自らの可能性を信じ、高い目標を掲げ、成長していく。
「気」:志と強い気概・信念を持ってやりきる。
「結束」:目標を達成するためにコミュニケーションとチームワークを大切にする。
ということ。そういった部分に共感できる方であれば、楽しみながら仕事ができる環境だと思いますよ。
最後に学生へのメッセージをお願い致します。
学生時代、私はサッカーに夢中になっていましたが、皆さんも何か1つそういったものを持つといいかもしれません。
自分がやりたいと思ったことは死ぬ気でやる!という気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。社会に出てからもそういう場面がたくさんあると思います。
あとは大学3年生の時にカナダに旅行に行ったのですが、それもすごく良い経験でしたね。日本とは全くの別世界でもあり、視野が広がったようにも思います。仕事で行く海外と、旅行として行く海外は過ごし方、感じ方も違います。
是非、色々なところへ出掛けてみてください。
インタビュー後記
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明治学院大学法学部2年 京極一樹
今回は浅草にある、あの「炎」のモニュメントでおなじみのアサヒビール本社ビルへ行ってきました!
正直なところ、インタビューを始める前は緊張してしまいました。
ところが、インタビューが始まると小野様の方から場の空気を明るいものにしていただき、非常にインタビューがしやすかったです。
様々なお話を伺った中でも、特に印象的だったのは、学生へのメッセージの中で「やりたいことを死ぬ気でやれ」という一言でした。
自分にある「やりたいこと」「今やっていること」は、それぞれあるけれども、それを本当に死ぬ気で自分がやれているか、ということを見つめ直すメッセージだと思いました。
そういった姿勢で目の前に取り組んでおられるからこそ、小野様も「トマーテ」の開発に成功されたのだと思いました!!
お忙しい中、今回は貴重な機会をいただいきありがとうございました!
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国内ビール類市場において6年連続でトップシェアを誇る、アサヒビール。
主力商品「アサヒスーパードライ」の人気は国内にとどまることなく、世界中でも愛され続けている。さらに、酒類事業に加えて、「食と健康」の幅広い分野で喜びと感動を生涯提供していくことを目指している企業でもあるのだ。
今回は酒類事業の中でマーケティング・商品開発に携わられている小野様を訪ねました。
カゴメとの共同開発で話題の完熟トマトのカクテル「アサヒ トマーテ」を成功へと導くまでの貴重なお話も伺うことができました。
アサヒビール株式会社
http://www.asahibeer.co.jp/